ながいまちなみ物語 8 栄町通り
まちなみ、それはここ長井の歴史を表すもの。その時その時の時間が封じ込められている。写真は大正14年に発行された町勢要覧に掲載された「撞木橋上人松」として紹介された写真。
当然に撞木橋は木橋で、通りを南方の方向を撮影したもの。連担した街並みが今と変わらない。岩城屋が撞木橋に並ぶ。
反対の方向は、明治14年の下記の写真。上人松がきれいに写っている。「上人松」は、宥日上人袈裟かけの松と伝えられる。建物は明治14年に建設された初代長井警察署庁舎で、上の大正14年の写真撮影時には現在の山形銀行南に移転した。警察二代目庁舎は大正9年のとき。
上人松左の建物は、現在の岩城屋さんではなく松月まんじゅうさん。大正3年の長井線開通に合わせ駅前に移転、その後岩城屋さんとなったとのことである。
(資料:文教の杜、長井市史)
2014.08.18:[歴史的建造物]