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長井古写真物語 80 長井市章

古写真から情報を読み取ります。長井の昔を楽しんでください。「長井市文教の杜」に保管している古写真のコレクションを紹介します。

 

  長井といえば「あやめ」です。あやめは、長井市の花にもなっていますが、市章もあやめがデザインされています。デザイナーは長井市出身の長沼孝三氏。昭和38年10月17日に決定されました。今年は長井市制60周年にあたります。昭和29年11月15日に一町五カ村が合併、長井市が誕生します。しかし、当時は市章がなく、9年後にようやく作られました。当時、市章となったデザイン画のほかにも候補がありました。どのような経緯で今の市章となったかはわかりませんが、これまで見つかったデザイン画を紹介します。

  

    市章に決定したデザイン画

 

 

以下選にもれたデザイン画です。

 

 

 

最後のデザイン画には注意書きがあります。右側には

スぺニングを▸ 上向きに   末広がりの   力強く羽バタク鳥を形どり   長井市の発展性を表現す。

右側には

ポイントは▸ 「な」をデザインし、  幾何学的にして  常に正しい市政、たゆまぬ進歩  円満な市政

 

長沼氏の制作意図が書き込まれたものと思います。

これでようやく市章が決定し、市旗や徽章等に使用されました。

 

 

2014.06.24:[歴史的建造物]
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