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長井古写真物語 41 郵便局

長井市文教の杜に保管されている古写真を紹介します。一枚の写真から情報を読み込みます。



 この郵便局は長井郵便局舎で、昭和7年に改築されたものです。本町通りの旧小池医院北側にありました。
 郵便事業は、長井の開局が明治5年7月1日で、小出粡町関野宅を小出郵便取扱所として開設したことが始まりでした。その後明治8年8月には小出郵便局と改称、あわせて郵便為替業務を開始しています。明治22年、小出電信局を合併して小出郵便電信局と改称。明治36年4月、長井郵便局と改称し小出本町に局舎を新築します。この局舎の写真はまだ見当たりません。明治43年には電話通話事務と交換事務を開始、大正5年には簡易保険事業開始、大正15年には郵便年金事業を開始しています。
 昭和7年7月、局舎が狭隘となったことから写真の局舎を建築、昭和37年まで使用されました。昭和25年普通局に昇格、電信電話業務を分離して長井電報電話局とし、電話局舎は昭和32年7月完成し移転しました。
 郵便局舎も、昭和37年10月1日に栄町(山形銀行南)に新築移転、現在はままの上(市役所南)に再移転しています。


(トップ写真は文教の杜コレクションのガラス瓶です)
2014.03.07:[歴史的建造物]
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