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長井古写真物語 31 公益質屋

長井市文教の杜に保管されている古写真を紹介します。一枚の写真から情報を読み込みます。



 今ではもちろんありませんが、公益で質屋を営業していた時代がありました。写真は、昭和31年のもので、倉庫の中の衣服のコーナーを撮影したもの。他に蚊帳やこうもり、鞄などがあり、一つ一つ紙に包まれていました。昭和25年の長井町時代から昭和39年3月31日まで存在していました。
 正式名称は長井市営公益質屋。宮双葉町丸魚筋向いにあり、昭和31年に建築されています。県内では4番目に早い営業で2名の職員が常駐、年間5百万円から6百万円の貸付が行われていました。貸付額は一世帯5,000円までで、利子は月3分と格安だったようです。公益質屋とは、明るく生きる生活設計の上に有効に利用できる当時の福祉サービス機関でありました。

(トップ写真は、文教の杜コレクションのガラス瓶です)
2014.02.19:[歴史的建造物]
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