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長井 古写真物語6 オーディオ時代到来

長井市文教の杜に保管されている古写真を紹介します。一枚の古写真から情報を読み取ります。
(協力:文教の杜・長井市史・長井市年表)



      電器屋さんの風景 ステレオが立ち並ぶ

 昭和39年、電器屋さんの店の中。ステレオという言葉がわからず、右と左から違う音が聴こえると聞き、店にいった若者の多かったという。今では当たり前の方式だが、初めてのステレオの音楽を聴いたときは感激したものです。
 右側にあるものは、セパレート型で99,500円。ダイヤモンドシリーズでFM付エコーステレオとなっています。そういえば、エコーがかったオーディオがありました。左側には一体型のステレオで、一括が66,800円、分割が70,200円と表示されています。右下にあるポータブル・オーディオは、オートプレイ方式、6,450円。
 縦の売り出し札には「コロンビア月販を御利用下さい  毎月2,000円よりの払込でコロンビアサウンドを御楽しみ下さい」とあります。安いと思うなかれ。
 昭和39年の米価(生産者価格・60kg)が、5,775円です。大学卒業の初任給はといいますと、調査が昭和43年ですからありません。昭和43年の30,600円と比較しても、ステレオオーディオが、いかに高いものだったか想像できます。給与の2から3ヶ月分ですからね。
 また昭和39年といいますと、なんといっても東京オリンピンクです。あわせてカラーテレビが大々的に売り出されました。テレビに色が付いていることは信じられませんでした。新幹線開業もこの年で、高度成長を感じさせる時代に入りました。一方、新潟地震では大きな被害がでたのもこの年です。 
 

2013.11.22:[歴史的建造物]
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