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長井 古写真物語4 選挙広報車

長井市文教の杜に保管されている古写真を紹介します。一枚の写真から情報を読み込みます。戦後、食うや食わずの世相から立ち上がり熱気溢れる当時のエネルギーを感じ取って下さい。
(協力:文教の杜、長井市史)

        山形県議会議員選挙の広報車





  山形県議会議員選挙時の公明選挙を訴える広報車の前と後ろの写真です。昭和36年4月23日の投票日をPRするため広報車が準備されました。今のような専用のものではなく、おそらく横断幕を苦労して車に結びつける苦肉の策でしょう。トランペット型スピーカーは、なんと、木製の椅子を逆さに使い雁字搦めの様相。後ろも見えず、大丈夫だったのでしょうか。当時は、これで必死な啓蒙活動を行っていたのでしょう。フロントガラスは、可動式。空気を入れるためでしょうか。車種を調べましたが、残念ながら解りませんでした。
 ちなみに、明治に入り4年7月14日に廃藩置県が布告、米沢藩が米沢県となります。同年11月2日には置賜県と改めます。明治8年に、山形県・鶴岡県・置賜県が併存。明治9年8月3日にようやく、三県を合併して現在の「山形県」が誕生しました。初代県令は三島通庸。明治12年1月20日に、ようやく第一回県議会議員選挙が行われました。

2013.11.19:[歴史的建造物]
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