【ササマキ☆ツノマキ】
「6月になったらばあちゃんと笹とリに行ってくんな。今度一緒に笹巻き作んなんぜ。」
小学生の女の子が話してくれました(^_^)。
初夏の笹は殺菌効果が高いのか、単純に笹巻きに適しているのか、長井ではこの季節に
笹巻きをつくる話をよく聞きます。ご近所からの美味しいお裾分けもあります。
笹巻きやつの巻と言えばこのシーズンのイメージですが、これらは郷土食ですよねぇ?
どうなんだベ?……笹巻き、つの巻を製造販売している萬寿屋本舗の鈴木専務に詳しい
お話を伺いました。
▼笹巻き
▼つの巻
質問)笹巻きやつの巻が長井市近郊で広く親しまれているのはどうしてでしょう?
鈴木専務)笹巻きは山形県、新潟県で昔から食べられています。かつては食料が手に入
りにくかった冬場の保存食として、大量に作った後、家の中に吊るして少しづつ食べた
そうです。当店のような笹巻きは置賜・村山地方に多く見られます。つの巻は東北地方
の郷土食であるゆべしをちまき風に笹で結ったもので、お菓子屋さんが考案しました。
形が動物の角に似ていることからこの名前にしたそうです。通常のゆべしとは原料が違
うので独特の食感があります。
▲萬寿屋本舗 専務取締役 鈴木 喜典 さん
質問)笹巻き・つの巻作りでの材料へのこだわりを教えて下さい。
鈴木専務)笹巻きの米は地元産の「ひめのもち」100%を使用しています。笹は伊佐沢
で6月に採れたものを冷凍保存して使用しています。つの巻のクルミも地元の農家さんが
殻から1つずつ取った和胡桃100%を使用しています。
むむむ…さすが職人!家で作るのとは違って素材へのこだわりを感じます。
萬寿屋さんの笹巻き・つの巻はこちらからご購入いただけます ←クリック!
▼萬寿屋さん
質問)最後に萬寿屋本舗さんの笹巻きやつの巻を美味しくいただくコツを教えて下さい。
鈴木専務)笹巻きは付属のきな粉をつけて召し上がって下さい。砂糖も入っています。
また、黒蜜や納豆をからめてもおいしいです。つの巻は常温で2〜3時間ほどで解凍になり
ますので、そのままお召し上がり下さい。どちらも冷蔵庫に入れると硬くなってしまいま
す。常温で賞味期限内に召し上がって下さい。硬くなった笹巻きは電子レンジでさっと温
めても美味しくいただけます。
鈴木専務ありがとうございました。
郷土の懐かしい味をどうぞ試してみて下さい。
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