記事詳細ページ

【「丸大扇屋」燻作業中です】

【「丸大扇屋」燻作業中です】:画像

冬季休館中の「丸大扇屋」では、『燻(いぶし)』と呼ばれる
冬の間の恒例行事が行われています。
虫を駆除し建物を長持ちさせるために、囲炉裏に火を入れ
その煙で茅葺屋根を燻蒸する作業のことです。


部屋の中は青白い煙が立ち込め、パチパチと薪の爆ぜる音が。


囲炉裏には自在鉤(じざいがぎ)に水を張った鍋をかけて、
乾燥しすぎるのを防いでいます。
天井は吹き抜けるように作られており、屋根裏まで煙が
廻る仕組みに。


毎年冬の3カ月の間じっくりと燻され、黒光りするような
独特の色合いに染まった天井。木造建築を守る先人たちの
知恵に感心させられます。
 
▼全く積雪のない今シーズン。きっちりと雪囲いされた植木が
むしろ虚しく映ります。
  
▼昨年の様子
  

▼外観もまるで春の撮影のように・・・

▼昨年は・・・
  

3月まで続けられる「燻」作業。春までに昨年の穢れを
虫と一緒に燻し出して、新しい年のお客様をお迎えする準備が整います。


【この記事は、ながいファン倶楽部のブログです】
☆毎月1日・15日にファン倶楽部会員様へメールマガジンを配信♪
▼前の記事・お申込はこちらから!

2020.01.30:[長井の風景]

この記事へのコメントはこちら

  • 名前
  • 題名
  • 本文
  • URL
  • ▼編集/削除用パスワード (半角英数字4文字で自由に入力して下さい)
  • ▼手動入力確認 (画像の文字を半角英字/小文字で入力して下さい)

  •  ※誰でも投稿可/すぐに反映
長井 あやめ:画像

長井 あやめ (ながい あやめ)

このブログは『ながいファン倶楽部』で運営しているブログです。

オンラインショップで購入できます!旬の逸品
一覧はこちらから
アーカイブ
このページの上へ